第15回 ここち対話【キャリア編】(やりがいって、誰のための言葉なんだろう?) – イベントレポート

今日は今日とて、ここち対話。
こんにちは。ここち運営のたけるんです。

今回は、2026年5月28日(木)に開催された第15回目の「ここち対話【キャリア編】」の様子をお届けします。

この記事を通して、あなたにもここち対話のあたたかい空気感を感じてもらえたら嬉しいです。

イベント概要

  • イベント名: 第15回 ここち対話イベント【キャリア編】 〜「ここちよい」働き方を探す対話会〜

  • 日時: 2026年5月28日(木) 第1部 19:30〜20:30/第2部 20:40〜21:30

  • 会場: 喫茶酒場だんらん(〒111-0036 東京都台東区松が谷 3-16-8 並木ビル2階)

  • 参加人数: 9名

  • 主催: ここち|等身大の「ここちいい」探求所

「ここち対話」について

ここち対話とは、日常の中で感じるモヤモヤや小さな違和感を丁寧に見つめ直していく対話の場です。

頭で考えるだけでなく、「心や感覚にも耳をすませる」時間を大切にしています。 答えを見つけることが目的ではないので、誰でもふらっと参加できるのが特徴です。

今回の会場「喫茶酒場だんらん」は、ここちが運営する実店舗。
「ただいま」と言える居場所を目指したあたたかい空間で、対話にもよく合う場所です。

キャリア編なのに笑えた?

今回は「キャリア編」ということで、正直なところ少し固い雰囲気になるかな…と開催前から心配していました。 でも、蓋を開けてみれば前回同様、あたたかい空気の中で対話を楽しめた夜でした。

初参加の方も数名いらっしゃいましたが、いつも来てくれているリピーターの方々のおかげもあってか、最初からどこか穏やかな空気が流れていました。

その固さをほぐすべく、今回のアイスブレイクはキャリアにちなんだ「究極の選択」から。

これが見事に意見が割れたんです。

「絶対Aは無理!」という人がいれば、「Bだと逆に同僚の結束感が高まりそう」という意外な視点も出てきて、早速「あー、そんな考え方があるのか!」という空気に。

そしてグループ分けのあとは自己紹介。

「もし世界中のどの企業でも『社長』になれるなら、どこの会社を選ぶ?」

これもまた個性が出ましたね。
一人一人の答えに「なんで?!」「わかる!」が飛び交って、はじめましての方もそこから一気に打ち解けていきました。

【第1部】「仕事」と「作業」、何が違う? 

今回の第1部では、2グループにわかれての対話。
私が参加したグループでは次の問いを選びました。

「『仕事』と『作業』、何が違う?」

最初は「なんとなく違う気がするけど…」という感じからスタート。でも、それぞれが自分の言葉で語り始めると、じわじわと深い場所へと向かっていきました。

「そもそも、仕事ってなんなんだろう」
「作業も仕事のうちのひとつだよね」
「スキルの向上やテクノロジーの発展とともに、作業と仕事の割合は変わってくる」

もう一方のグループでも、それぞれが仕事の経験をもとに違う角度から問いを深めていたようで、シェアタイムに聞いていても面白かったです。

普段、仕事の本質についてじっくり考える機会ってほとんどないと思います。

衣食住には困らない時代。多くの人が、生きていくために最低限必要なものを提供する仕事ではなく、誰かをより楽しくしたり、欲望や感情を満たすものを提供する仕事をしている。

その中で、自分がしている仕事ってどんな価値を発揮しているんだろう?
誰のどんな問題を解決しているんだろう?
仕事していると思っていたけれど、実はただただ思考停止で作業しているだけじゃないだろうか?

そんなことを、じわじわと、でも確かに考えさせてもらえた1時間でした。

【第2部】「やりがい」って、一体誰のための言葉なんだろう? 

第1部から引き続き参加してくれた方がほとんど。少しだけ打ち解けた状態で臨む第2部は、その分だけより深い場所まで潜れた気がします。

第2部の問い候補は、3つほど用意しました。

私が参加したグループでは、「やりがい」の問いから入ることになりました。「やりがい搾取」と呼ばれる業界や事例をもとに対話していくと、「やりがい」という言葉がいかに使い勝手よく、ときに都合よく使われてきたか、みんなそれぞれの言葉で話してくれました。

そしてそこから自然と「最低限の仕事しかしない」というテーマにも話が広がっていきます。

「今の子どもたち(小学生くらい)は、目立つことを避ける傾向があるらしい」

今の若い世代も、出世を望まず、頑張りすぎない生き方を選ぶ人が増えている。「ワークライフバランスの重視」や「静かなる退職」という言葉があるように、仕事に熱意を持って取り組む人の割合は、少しずつ変わってきている気がします。

でも、本当に頑張らないことが幸せなんだろうか?
今の子どもたちが社会に出たとき、この流れは加速していくのだろうか?
今、社会の中で働く私たちが、子どもたちにどんな背中を見せていったらいいんだろう?

答えのない問いを、言葉にして、ぶつけて、受け取って。
充実感と、どこかじんわりとしたここちよさを感じる時間になりました。

まとめ

対話の最後に、参加者の皆さんへ一つだけ問いかけました。

「もし明日、一生分のお金が手に入ったとしたら、それでも今の仕事を続けますか?」

ここには、今日一日の対話のエッセンスが詰まっている気がします。

今回の対話を通じて改めて感じたのは、1人1人が「幸福だ」と感じるバランスは違うということ。人生においてキャリアが占める割合も違う。それでも、こうして同じ場に集まり、キャリアにまつわる深い対話ができたこと。だんらんという「いごこちのよい」空間の中で。

関係者目線とわかっていても、やっぱりすごく良い夜だったなと思っています。

そして、今回一番うれしかったのは、参加者の方からいただいたこの言葉でした。

「これまでいろんな対話に出たことがあるけれど、ここち対話はどことも違った。また参加したい。」

15回積み重ねてきた「ここち対話」が、少しずつ、来てくれた人に価値を感じてもらえるものになっている。それがなによりも嬉しいです。
いつも来てくれている皆さんも、本当にありがとうございます。

皆様、素敵な対話をありがとうございました!

次回:第16回 ここち対話【自己理解編】

次回のテーマは「自己理解」。

「自分が何をしたいのかわからない」
「本当にやりたいことって何だろう」

そんな問いを、対話を通して一緒に掘り下げていきます。

  • 日時: 2026年6月25日(木) 第1部 19:30〜20:30/第2部 20:40〜21:30

  • 会場: 喫茶酒場だんらん(台東区松が谷)

  • 参加費: 無料(1ドリンクオーダー制)

  • 定員: 各部10名(少人数制)

初参加・おひとりさま、大歓迎です。ふらっと来てみてください。
▶ 参加申し込みはこちら

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